やりがいの見つけるためのコツとは?

看護師にとって重症心身障害児施設で働くのは社会貢献という意味合いが強く、強い信念を持って働いている人が多いのは確かです。しかし、重症心身障害児施設で実際に働いてみると辛いことも多く、看護師がやりがいを見失ってしまうことは珍しいことではありません。子供が好きだからという理由で重症心身障害児施設を職場に選ぶケースはよくあることですが、やりがいを見つけられないまま働いていると自分も心身が疲弊してきてしまいます。ただ待っているだけでは何も始まらないので、仕事のやりがいを見つけ出す努力をするのが大切です。

重症心身障害児施設で大切なのは、考え方を変えることです。このアプローチとして有効なのがいかに笑顔にさせるかという気持ちで仕事に取り組む方法です。何か行動をしたときに笑顔を見ることができればまた頑張ろうという気持ちが生まれるでしょう。それをやりがいにできるように日々工夫をして笑顔を引き出すようにすると仕事に対して前向きに取り組むことが可能です。施設の利用者の中には心を患っていて自分の感情を表に出せなかったり、周囲の行動に対して反応を示したりできない人もいます。その人たちの教育も兼ねられることから有効な方法で、看護師として他の人にはできないような活躍ができる可能性も秘めているのも魅力です。また、子供の成長に触れられるというのもやりがいの1つ。長期的に入所している利用者は少なくなく、クリスマスや七夕などの年間行事を一緒に楽しみながら、利用者の成長をそばで見届けることができます。